【初心者向け】EDMのDJを始めるならまず知っておくべき最新ジャンル①【ハウス系・ベース系編】

現在クラブでかかっているEDMのジャンルハウス系・ベース系編 DJ
この記事は約11分で読めます。

一口で「EDM」と言っても実際にはたくさんのジャンルが存在します。

DJ始めたけどジャンルのことをよくわかっていない…

クラブミュージックを聞いてみたいけどどんな種類があるの…?

といった人向けに、現役プロDJの立場から今実際にクラブでかかっている音楽ジャンルについて細かく解説したいと思います。

まずは、今回は「ハウス系」と「ベース系」に絞って解説しますのでぜひお付き合いください。

ハードコア系・トランス系はこちらから

 この記事はこんな人におすすめ

EDMのジャンルについて知りたい

クラブミュージックに詳しくなりたい

DJを始めたばかり

クラブ通いを始めたばかり

いろんなジャンルを聴いてみたい

「EDM」というのはジャンル名というより総称

そもそも「EDM」という言葉についてですが、

Electronic
Dance
Music

の頭文字を取った言葉です。

つまり、電子音楽のダンスミュージックの総称のことで、特にジャンル名を指す言葉ではない、とぼくは考えています。

一口でEDMと言ってもテンポやリズムなどで細かく細分化されています。

今回は、House系とBass系に的を絞って、実際によくクラブでかかるジャンルの解説をしていきたいと思います。

ハードコア系・トランス系はこちらから

House Music(ハウスミュージック・ハウス系)

ハウス

そもそものルーツなど歴史の話はさておいて、ざっくり定義するとこんな感じです。

BPM120~130くらいの打ち込みを主体として作られた4つ打ちループ音楽のジャンル

ジャンル警察の方に怒られそうな超乱暴な定義ですが、一旦こんなところで許してください。

初心者の方は何を言っているのかわからないと思いますので、以下に少し(超雑に)解説します。

BPM120~130…一分間に120~130回カウントする速さ
打ち込み…生楽器ではなくパソコンで作られた音色
4つ打ち…拍の頭にキックが鳴る音楽(一小節に4回キックが鳴る)
ループ音楽…同じようなフレーズが定期的に繰り返される音楽

この程度の認識でとりあえず大丈夫です。

つまり、「ドン、ドン、ドン、ドン」って心地良いテンポで流れている曲です。

ただ、この定義を外れたらハウスじゃない、ということではありませんので誤解のないように。

Bigroom(ビッグルーム)

平均BPM:128前後
代表アーティスト:David Guetta、Hardwell、Tiesto
ざっくり特徴:名前の通り大きなクラブで映える、わかりやすく綺麗なメロディでポップスに近い

「EDM」と聞いてまず想像するのがこのBigroomです。

4つ打ちのシンプルなリズムに、派手なシンセリフが乗るとてもわかりやすい音楽です。

2010年頃からDavid GuettaをはじめとするアーティストがBigroomをリリースし流行りはじめました。

(当時はまだBigroomという言葉がなかった)

2013年頃に最盛期を迎え、今でも世界中のクラブやフェスで一番盛り上がるジャンルになっています。

ぼくがやっているPolyphonixのBIGROOMも貼っておきます。

Bounce(バウンス)

平均BPM:128前後
代表アーティスト:R3HAB、W&W、Vinai
ざっくり特徴:叩いて跳ねるようなメロディで、自然と手が挙がるようなスタイル

もともとオーストラリアで流行していたMelbourne Shuffle(メルボルンシャッフル)というスタイルがあったのですが、それとBigroomが融合したジャンルです。

Bigroomと比べ、インストの楽曲が多いのも特徴です。

Bounceという言葉の意味が持つとおり、跳ねるようなメロディが特徴的です。

こちらもPolyphonixのBounceを載せておきます。

Future House(フューチャーハウス)

平均BPM:120前後
代表アーティスト:Oliver Heldens、Don Diablo
ざっくり特徴:ドロップ(サビ)に入るとガラッと雰囲気が変わり、独特のサウンドを奏でる
比較的歴史の浅いジャンルで、Bigroomの特大ブームに代わり出てきたジャンルです。
Bigroomに比べて、ドロップが少しおとなしめの曲が多いのですが特徴的なものが多いです。
PolyphonixもFuture Houseを作っているので貼っておきます。

Deep House(ディープハウス)

平均BPM:120前後
代表アーティスト:KASKADE、Sam Feldt、MOGUAI
ざっくり特徴:アパレルショップなどのBGMでよくかかる、大人っぽい雰囲気の曲が多い
Deep Houseの歴史は長く、イチから語ると長くなるのでここでは最近のDeep House事情に的を絞って解説します。
Deep Houseは踊れる音楽、というよりBGMに近いハウス。
クラブでチルっぽい(落ち着いた)雰囲気を作ったりするのに使われたりします。
BigroomやBounceが大騒ぎして縦ノリで楽しむ音楽なのに比べ、Deep Houseは大人な雰囲気でまったりと踊る、というようなイメージです。
こういう曲のほうがDeep Houseの雰囲気がわかりやすいかも。
アパレルショップのBGMとして使われることも多く、H&MやZARAなどの外資系ショップでは実際によく流れています。

Electro Swing(エレクトロスイング)

平均BPM:128前後
代表アーティスト:Caravan Palace、Parov Stelar
ざっくり特徴:60年代のジャズレコードのサンプリングなどを使用したファンキーな曲
Sven Ottenに代表される「Neo Swing」と呼ばれる、シャッフルダンスの流行により注目されているジャンルです。
60年代ジャズのレコードなどをサンプリングして作られた楽曲も多く、ファンキーでノリやすい曲が目立ちます。
ディズニーランドでかかりそうな曲、といえばわかりやすいでしょうか。

Bass Music(ベースミュージック・ベース系)

こちらもルーツなど歴史の話は一旦置いておくとして、ざっくり定義するとこんな感じです。

打ち込みを主体として作られたベースがメインのダンスミュージックジャンル

ハウスに比べ、さらにふわっとした定義なのでこれといって明確な基準はありません。

BPM帯も様々で、リズムも様々になります。

実際に代表曲を聞いて比べてもらうのがいいと思うので、ささっと解説に移ります。

Future Bass(フューチャーベース)

平均BPM:70~90前後
代表アーティスト:Marshmello、Ujico*(Snail’s House)
ざっくり特徴:ボーカルを加工し、チョップ(切り刻む)した音を多様するキラキラ系

近年クラブで若い世代を中心に大人気のジャンル。

実際のアーティストもMarshmelloなどに代表される若い次世代アーティストが多いです。

日本人アーティストの台頭も目立ち、Ujico*君が提唱する「kawaii Future Bass」という、Chiptune(ファミコンサウンドのようなもの)を融合させ更にポップさを前面に出したサブジャンルが大きな盛り上がりを見せています。

ファッションとの親和性も高く、Future Bassのパーティは全体的にポップでおしゃれな雰囲気のイベントが多いです。

Drum’n’Bass(ドラムンベース)

平均BPM:160~180前後
代表アーティスト:Pendulum、London Elektricity
ざっくり特徴:超高速のジャングルビートに、重低音を重ねた攻撃的音楽
Drum’n’Bassの起源は様々なのですが、Jungle(ジャングル)と呼ばれるレゲエの派生ジャンルの高速ビートに、重低音を重ねたものがDrum’n’Bassです。
総じてBPMが早く、かなり高速のジャンルです。
Drum’n’Bassと一口で言ってもその中で細分化されるので、ざっくり2スタイルを紹介します。
まずはDrum’n’Bassバンドといえば、のPendulum。
これを聞いてもらえればドラムンベースのテンポ感やリズムがわかるかと思います。
また、最近は少し廃れてしまいましたがLiquid Fund(リキッドファンク)と呼ばれるジャズの要素を加えたDrum’n’Bassもあります。
スタイルは違えど、テンポ感とリズム感は同じなことがわかってもらえれば幸いです。

Bass House(ベースハウス)

平均BPM:128前後
代表アーティスト:Jauz、Valentino Khan
ざっくり特徴:ドロップ(サビ)で、重低音をメインにメロディを奏でる
こちらはハウスでもありベースミュージックでもある、といったジャンルです。
基本的には他のハウスと差はないのですが、その特徴はなんといってもドロップ(サビ)にあります。
BigroomやBounceなどが派手なシンセリフがメロデイを鳴らすのに比べ、ワブルベースと呼ばれるウォンウォンなっているようなベースだけでメロディを鳴らします。
曲としての構成はとてもシンプルなので、グルーヴ感だけで踊らせる音楽です。
家で聴くってより、クラブで重低音を感じるための音楽、って感じです。

Dubstep(ダブステップ)

平均BPM:70~90前後
代表アーティスト:Skrillex、Xilent、Knife Party
ざっくり特徴:超低音で攻撃的なメロディ、頭を揺らすような2つ打ちのジャンル
先述したワブルベースなど特徴的なベースサウンドを軸として、大きく頭を振って感じるような超攻撃的音楽です。
何年経っても永遠のDubstepアンセムなのがこの曲!
最近はDubstepをベースとして、色々なジャンルをクロスオーバーするスタイルも流行っています。
この曲をDubstepとして紹介するとめちゃくちゃ怒られそうですが、こちらも紹介します。

Glitch Hop(グリッチホップ)

平均BPM:100~120前後
代表アーティスト:David Tipper、KOAN Sound、Drumatic Sequencer
ざっくり特徴:ヒップホップとダブステップを足したような音楽

ヒップホップのサウンドに、Dubstepのリズムなどを融合させた比較的新しいジャンルです。

日本を代表するGlitch Hopアーティスト、Drumatic Sequencer(a.k.a. 千円札ぅ)君がブログでめちゃくちゃ詳しく解説しているので読んでみてください。

ここではDrumatic Sequencer君の楽曲を紹介しておきます。

ここで紹介したジャンルがよくかかる入場無料イベント

毎月第一日曜に、nagomix渋谷というクラブでぼくが開催している「Polyphonix」というイベントは今回紹介したジャンルの曲などがよくかかります。

PolyphonixのTwitterアカウント(@Polyphonix_)をフォローすれば、入場無料(別途1ドリンク)になりますので、クラブ初心者・DJ初心者の方はぜひ遊びに来てみてください。

まとめ

以上、実際にクラブでかかるEDMのジャンル解説でした!

いかがでしたか?

ジャンルの記事を書いておいてなんですが、ジャンルに囚われずに音楽を楽しむのが一番いいと思っています。

しかし、DJを始めたばかりだとBeatportなどで音源を探すときに苦労すると思うので、今回の記事を参考にしていただければ幸いです。

また、次回はもう少し他のEDMジャンルについて解説したいと思いますので、ぜひお付き合いください。

それでは皆さん、素敵な音楽ライフを!

続きはこちら

【初心者向け】EDMのDJを始めるならまず知っておくべき最新ジャンル②【ハードコア系・トランス系編】
一口で「EDM」と言っても実際にはたくさんのジャンルが存在します。DJ始めたけどジャンルのことをよくわかっていない…クラブミュージックを聞いてみたいけどどんな種類があるの…?といった人向けに、現役プロDJの立場から今実際にクラブでかかっている音楽ジャンルについて細かく解説したいと思います。まずは、今回は「ハードコア系」と「トランス系」に絞って解説しますのでぜひお付き合いください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました